道を歩いている時、仕事している時、夜寝ようとベッドに入った時…
いつどんな時でも、過去の自分の恥ずかしい失敗を思い出しては猛烈に溶けて無くなってしまいたい気持ちになる。
私は考える前に体が動いてしまうので、やらかした後にすぐ気づいて後悔することが多い。
それでよく道端で落とし物した人にすぐ拾って渡したり、余所見してて車に轢かれそうになった子どもを助けたりしたこともあるんだけど、正直やらかしの方が多くて、しかも愛想がないから気の利いた声かけもできないし、も〜〜〜やだ！って感じ。
だからタイムリープものの映画を観ている時に
（ネタバレになるので映画のタイトルは言わないけど）
過去の時代に行った先で「私はこの時代に残りたい」と言われると、「ずるい！！」と思ってしまう。
過去で生きるってことは、現代で生きてきた自分を無かったことにする行為に近いのでは？
そんなのずるいじゃん！私だってやりてぇよ！
ていうかそもそもなぁ！
その過去に戻った人間、その地球に人間が一人増えるってことよね！？
蝶の羽ばたきが世界を揺るがす出来事になる。わかってんのか！
「過去に干渉したら未来が変わるぞ！」ってお前が言ってたんだろ！って話！！
登場人物の感情を理解すればそう思っても仕方ないけどね？わかってるよ…。
これがサブキャラなら許せるかもしれんけど、今まで散々視聴者と一緒に旅してきた主人公とか、メインキャラに言われるとキツイっすわ。しかも頑固で話を聞きゃしねぇ。
最近も某映画でこの展開やられて、「オイ！！！！！」ってデカい声出てしまったけど（家で観てます）、
この時は他のキャラがそいつブン殴って気絶させて現代に帰ってたので、マジで救われた。
現実って今だに時間旅行は出来ないし、恐らく出来たところで碌でもない世界になることは確実だし、
だからこそフィクションの特権ではあるけれど。
でも私は過去の私を許せないので、そういう展開が来ると「ぎゃあ〜〜〜！！」と声が出てしまうのだ。
「ずるい！！」と思ってしまうのだ。
特に第３幕でやられるとキツイのだ。
「この時代に残りたい」発言は、繊細に扱って欲しい…。私は密かにそう願っている。